Flora Sound Systemのスピーカー材料(南飛騨ヒノキ)の端材を活用してヒノキ無垢材の球形チップ(直径約7mm)を自然乾燥して生成。香や自然のエネルギーを保持する最高級のヒノキ枕です。ほとんど多くのヒノキ木材は人工乾燥されているためヒノキが持つ効能を十分に発揮出来ません。素材の良さがサウンドシステムの基本であるのと同様に高い安眠効果を期待できる枕の素材に着目しました。また、サウンドテクノロジーを活用してテラヘルツ鉱石を練り込んだ六角形の陶器をミックスしています。テラヘルツ鉱石は一般に生命光線と呼ばれる大変高い周波数を放つことで人間の身体細胞を活性化することが知られています。ヒノキの浄化作用と生命波動とが共鳴して高いリラックス効果が生み出されます。




ひのきの防虫・防ダニ、調湿効果
ひのきは自然の力でダニを抑制する効果があります。また、カビや細菌の繁殖を抑えてくれますので、一年中快適にご使用いただけます。調湿効果もあり、お手入れも簡単です。
硬めの枕です
ひのき枕は無垢材ひのきチップを使用しているため硬めにできております。お好みの形状に変えられますので、頭にフィットしてとても快適な寝心地です。チップの量を変えることで、高さも自由に変えられます。


へクサゴンサウンドシステムとの組み合わせ
別売の振動スピーカー部を枕の下に置いて下さい。専用のアプリからリラクゼーション用のサウンドをダウンロードして睡眠の質の向上にお役立てください。

参考:木材の香りがもたらすリラックス効果
木材は、古くから建築材料として使用されており、その香りは多くの人に親しまれている。しかし、木材の香りが人にもたらす影響に関しては、アンケート等の主観評価による検討が中心であり、生理指標を用いた科学的・客観的データの提出が待たれている。そこで、木材の香りがもたらすリラックス効果に関して、脳活動ならびに自律神経活動を指標とし、定量的に明らかにした。
一般に、木材は変形や収縮を防ぐため、乾燥してから使われる。その手法としては、自然乾燥を待つ「天然乾燥法」と熱処理による「人工乾燥法」がある。本研究では、ヒノキ材チップを用いて、製材後45ヶ月間「天然乾燥」した時と120℃にて「高温乾燥」した時の香りが、人の脳活動に及ぼす影響を調べた1)。生理指標は、近赤外分光法による脳前頭前野の酸素化ヘモグロビン濃度を用いた。その結果、酸素化ヘモグロビン濃度は、「高温乾燥」チップでは変化は認められなかったが、「天然乾燥」チップでは低下することが示された(図1)。これにより、揮発性の高い香り成分が残る「天然乾燥」したヒノキ材チップは、人の脳活動を鎮静
化させることが明らかとなった。さらに、木材由来の主要揮発成分であるD-リモネンの香りが、人の自律神経活動に及ぼす影響を調べた2)。生理指標は、心拍変動性による交感・副交感神経活動および心拍数を用いた。その結果、D-リモネンの香りは、リラックス時に高まる副交感神経活動を昂進させ、心拍数を減少させることが明らかとなった(図2)。
以上より、経験的に知られていた木材の香りがもたらすリラックス効果について、生理指標を用いた「再発見」がなされた。本研究の成果は、ストレス社会に生きる現代人の「生活の質(QOL)」の向上に寄与すると思われる。


■ 関連情報等(特許関係、施設)
関連論文
1) Ikei H et al. “Comparison of the effects of olfactory stimulation by air-dried and high temperature-dried wood chips of hinoki cypress (Chamaecyparis obtusa) on prefrontal cortex activity.” J Wood Sci 61(5):537-540, 2015. 2) Joung D and Ikei H et al. “Physiological and psychological effects of olfactory stimulation with D-limonene.” Adv Hortic Sci 28(2):90-94, 2014.
■参考論文
池井晴美(森林総合研究所 構造利用研究領域)木材の香りがもたらすリラックス効果